RC診断 ERROR No. 85  柱の鉄筋重心位置dtyを2倍した長さが柱せいの1/2を超えています

RC診断を回したときのエラー、ERROR No. 85  「ピース断面分割において、柱の鉄筋重心位置dtyを2倍した長さが柱せいの1/2を超えています」が表示された場合の対処方です。

なぜ起きるのか

・RC柱の耐力算出手法として、断面ピース分割法を指定している(op.2017だと無条件でこれ)
柱断面が非常に小さい
の条件がそろった場合に発生します。

(以下、ユニオンシステムのQ&Aより)
独立柱では3つのピースに分けてMuを算定していますが、鉄筋重心位置を2倍した値が柱せいの1/2を超えてしまうと、2つ目のピースが正しく計算できないため、エラーを出力し計算を止めています。

対処方法:鉄筋重心位置の指定

SS3の入力、「12 断面算定」の「12.1.1.3 鉄筋重心位置 – 柱」を指定しましょう。
このときdtの数値は、柱せいの1/4以下の数値を指定してください。


詳しい解説

実際の数値を使って解説します。
W18の壁式塔屋をモデル化する際、便宜上断面が180×180の柱で入力するとします。
このとき主筋をD19、フープをD10とした場合鉄筋重心位置は、

dt=(かぶり40mm) + (フープ10mm) + (主筋19mmの1/2) = 59.5mm となります。

ピース分割法は、独立柱の左側・中央・右側の3つの部分に分割して耐力を計算しますが、左側・右側の長さは 2dt 、残った部分が中央部となります。
つまり中央部長さは、柱幅 -4dt の式で表されます。

ここに先ほど計算したdtを当てはめてみると、柱幅 180mm - 4×59.5mm = -58mm
マイナスになってしまったので、正しく計算できない、というのがエラー原因です。

鉄筋重心位置を柱せいの1/4とすると、中央部長さが 0mmとなり、ギリギリ回避可能となります。

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