JIS制定以前のターンバックルブレース耐力

JISブレースの有効断面積はAe=0.75A

JISターンバックルブレースの最大引張耐力計算において、

有効断面積Ae=0.75A ※A:軸部断面積
有効断面による強度 P=Ae・Fu

で計算します。

この場合、母材耐力 1.1AF、保有耐力接合 1.2AFであることから、Pはこのどちらも上回ることとなります。

例)F=235、Fu=400とすると、1.2F=282 ≦ 0.75Fu=300

JIS制定以前の有効断面積はAe=0.6A

しかし、JIS制定以前のターンバックルブレースの場合、ターンバックル部が先に降伏してしまうため、有効断面積は

有効断面積Ae=0.6A ※A:軸部断面積 

とする必要があります。

この場合、母材耐力 1.1AFを下回ることとなるため、ブレース耐力は低下し、保有耐力接合も満足しないこととなりますので耐力・F値の取り方に注意してください。

例)F=235、Fu=400とすると、1.1F=258 ≧ 0.6Fu=240

なお、この件については千葉県建築士事務所協会の2013年版耐震診断等評価申込要綱にも以下の記述が確認できますし、東京都の耐震評価判定で指摘を受けたケースもあります。

千葉県建築士事務所協会の2013年版耐震診断等評価申込要綱より

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