1スパン内で、外壁は壁厚120だけど連続しているEV室壁厚は180、といった場合の対応方法です。
基本的なパターンは、設計者判断で以下のうちから選択することになると思います。
- 平均壁厚で入力
- 薄いほうの壁厚に合わせる
- 軸を追加してスパンを分ける
平均壁厚で入力
異なる壁厚の平均を取り、その値で入力します。
仮にスパン5.0mのうち、W12が3m・W18が2mだった場合は、
壁厚t=(120×3 + 180×2) /5=144mm と入力することで重量は合致することとなります。
壁筋が異なる場合はピッチで調整することで、耐力もおおむね近い値となるかと思います。
薄いほうの壁厚に合わせる
W12とW18があった場合、全て薄いほうのW12で入力する方法です。
平均壁厚の場合と比べ耐力が小さくなるので安全側と言えますが、重量も小さくなってしまうため、仕上げ重量に加算するなどして調整する必要があります。
軸を追加してスパンを分ける
下図のように壁厚が変わる箇所に軸を追加しスパンを分けることで、壁厚を形状通り入力する方法です。

追加した軸の位置には、壁厚程度の薄い柱を設けるようにしてください。
柱が無かったりダミー柱の場合、SS3やRC診断でエラーの原因となります。
この方法が重量、耐力ともに最も形状に近い数値になるのではないかと思います。
なお、柱断面が小さい場合、RC診断でエラーが発生することがあるので、そのときは以下の記事を確認してみてください。
形状指標、破壊モードの確認を忘れずに!
3つの方法すべてに言えることですが、どのケースにおいても形状指標(偏心率)、破壊モード図の確認を行い、違和感がないかをチェックすることを忘れないようにしましょう。

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