2017年版診断基準による変更① 形状指標SD

形状指標SDの計算法

2017年基準になりSDの計算法が変更されました。

f.剛床の成立

「吹抜の偏在」の代わりに、新たに「剛床の成立」が追加されました。
下図を見てください。

A棟・B棟が、中央のEVホールで接続されている形状です。
これを一体の建物として診断する場合、X方向地震時には剛床仮定が成立するか怪しい感じが見て取れると思います。このような場合は、グレード値を0.9(やや疑問)、0.8(疑問)に低減する必要があります。
なお、XY方向ごとにグレード値を指定するため、例の建物の場合Y方向は低減無しとなります。

k.柱の連続性

新たに追加された項目で、下階柱抜けとなっている場合にグレード低減されます。
柱全本数に対する下階柱抜け本数の割合が10%未満の場合は、G=1.0(低減無し)、50%未満で0.9、それ以上で0.8に低減されます。
これは各階ごとに算出します。

l.偏心率 n.剛重比

2001年版では断面積による基準式、もしくは弾性剛性によるFesによる算出でしたが、2017年では割線剛性を使用した算出方法に変わっています。
主に以下のパターンのうちどれかを採用することとなります。

  • ① A法(割線剛性による基準式)
  • ② B法(割線剛性によるFes)
  • ③ B法(弾性剛性によるFes)…2001年版のFesと同じ

RC診断2001との対応は以下のようになります。

どれを採用するかは設計者判断となりますが、通常はA法を採用して問題ないですが、偏心率が0.15を超える場合例外事項の検討が必要となりますので、その場合はB法を採用しましょう。

割線剛性については以下の記事も参照してください。

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