SRC造の診断においては、まず柱ウェブが充腹形・非充腹形どちらなのかを確認する必要があります。
充腹形とは
腹とは柱ウェブを意味しており、「ウェブが充たされている形状」のことです。
基本的にはH形鋼で形成されています。
図面の鉄骨欄に「H-●●×●●」と書かれていたら、充腹形です。

上図を見ると途切れることなく柱ウェブが続いています。これが充腹形となります。
非充腹形とは
非充腹形はウェブが連続していない形状のことで、ラチス形と格子形に大別できます。
ラチス形
ラチス形は、フランジ部(弦材と呼びます)には主に山形鋼(2丁使い)やCT鋼を使用し、ウェブ部(ラチス材)には平鋼(FB)を斜めに用います。

図面ではラチス材は点線で表記されるケースが多いです。
ラチス材の角度は60°で正三角形を形成することがほとんどです。
格子形
格子形もラチス形と同様、弦材はアングルかCT鋼でウェブ材(タイプレート)は平鋼が使用されます。
違いはウェブ材が平行に配置され、軸組でみると格子状になります。

タイプレートのピッチは@600程度が一般的です。
ラチス形か格子形か、リストだけでは判断しかねる場合もあるので、鉄骨軸組図を確認しましょう。
軸組図が無い場合は、リストに角度の記載があればラチス、ピッチの記載や「タイプレート」の文字があれば格子である可能性が高いです。
充腹形と非充腹形で何が変わるのか
SRC造の耐震診断においては、充腹形と非充腹形の違いは非常に大きく、
- CTu・SDの判定値
- 靭性指標
- 強度寄与係数
といった、診断結果に直接かかわる数値に影響してきます。
必ず正確に把握するようにしましょう。
それぞれの数値がどう変わってくるかや、実際の入力方法は別記事とします。

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