3次診断における確認ポイント

節点振り分け法と仮想仕事法

RC診断2001では、以下の方法で終局強度・破壊形式を計算します。
・柱梁…節点振分法
・耐震壁・袖壁付柱…仮想仕事法

壁の外力分布系

「耐震診断方法 > 解析条件 2 > 27.壁の外力分布」は、<4>を指定します

それぞれの指定による違いは、ユニオンシステムQ&Aを参照してください。

建築構造計算ソフトウェアのユニオンシステム

全体崩壊形建物のEo補正

全体崩壊形建物で層降伏が生じないことが保証される場合、Eoに補正係数を掛けて優遇することができます。(2017年版RC診断基準 p.11、TAAF診断マニュアル p.85参照)

Eo’=Φm・Eo 、 CT’=Φm・CT
係数Φm=2/3×(2n+1)/(n+1)  n:建物階数

この係数Φmは各階ごとに算出するのでなく、全階同じ値となります。間違えないよう注意してください。

補正できる条件である「全体崩壊形」に該当するかは、破壊モード図を確認し
・梁の曲げ降伏(BB)
・連層壁の1階での曲げ降伏(WB)
・連層壁の回転降伏(WR)
このあたりの破壊モードが支配的であれば、全体崩壊形に該当するケースかと思います。

一部の柱梁がせん断破壊モードであっても全体崩壊モードと判断できれば優遇補正が適用できるので、適用可否は慎重に判断してください

3次診断でありがちなエラー

ERROR No.30 引抜き抵抗力又は圧壊耐力が指定されていないため、計算できません

耐震壁回転時の計算に、支点の圧壊・引抜耐力が必要になります。
RC診断2001の「支点耐力」から、それぞれ指定しましょう。
耐震壁が取り付く箇所のみでOKです。

ERROR No.12 XXXフレームに、適用範囲外の壁配置があります

RC診断2001 3次診断で扱える壁形状は「1階からの連層壁」に限定されており、そうでない場合は仮想壁を入れたり、壁を削除するといった対応をして、電算を回す必要があります。
その場合は実情に合うように耐力・F値・重量の補正を行ってください。

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